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それまで高級品の代名詞でもあったライターが。マッチよりも安い実用品になってしまったのは、「一〇〇円ライター」の登場によってだった。最初にI〇〇円という小売価格を決め、それを可能にするために極限にまでコストを削減していった結果、生まれたものだった。そのおなじ発想で、かつてI〇〇円化粧品と’いうものも話題になったことがある。化粧品の安売りをめぐって、メーカー、安売り店、公正取引委員会の三者が争っている事件があるくらい、化粧品というものは、値段を下げないものの代表だ。しかも、みな高い。高いのには、開発費や原料費にお金をかけているからだと思いがちだが、どうもそうではない。純粋な原価なんて定価のI割にも満たないといわれている。各メーカーとも、有名女優を使い、ふんだんにコマーシャルを流していることでもお分かりのように、化粧品の値段のほとんどは、宣伝費と考えてもいい。有名メーカーの化粧品を使っている人たちは、CMに出ている女優やモデルのギャラを払っているようなものだ。