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原価だけを考えると、バーで飲むお酒の値段は高く感じられる。たとえば、ウイスキーの750mlのボトルからはシングル(30ml)なら25杯つくれる。ボトルの市販価格が3000円だとすると1杯あたり120円。これが実際には、500?600円程度になる。原価の4?7倍の値段がつけられるのが普通だ。一般の酒屋で買える銘柄なら原価もすぐわかり、どれくらい利益が上乗せされているかは明らかだ。だからといって、バーが暴利をむさぼっているとはいえない。酒の原価以外に、店の家賃、上品でくつろいだ雰囲気を醸し出すための内装、照明などの「場所代」、従業員の人件費などが含まれている。それにしても、酒がディスカウントショップで売られるようになって価格破壊が進んだ現在、バーで出す酒の原価もどんどん安くなっていることになる。以前は「ダブルー杯の値段はボトルの市販価格の5分の1」という原則があったものだが、ボトルの価格が安くなっているため、30分の1程度になっているものもある。